遠江伝承文芸映像詩

半農半術で創造的に生きていく諸術探究編

佐野郡最北部黒俣集落(掛川市黒俣)の笠懸山の由縁。

佐野郡(掛川市)の最北部に黒俣という部落がある。ここら一帯の山は笠懸山と呼ばれている。

今から何百年かまえの戦国時代。若き家康が疲れ果ててこの地に迷い込み、立派な松の木の枝に笠を懸けて一休みしていた。

そこへ地元の農夫が通りかかり、あり物の飯を差し上げたり道案内など親切にしてあげたところ、家康からお椀や矢尻などを賜った。

 

掛川駅からバスで終点のバス停、泉で下車をすると、山一帯を眺める事ができる。

また、ここはハイキングコースの起点となっており、ロータリーの隅には地域住民で建設された公衆トイレがある。とてもきれいに清掃が行き届いている。住民が交代で管理されているわけだが、地域のオモテナシが真摯にうかがえる。

バス停からさらに奥へまっすぐに進んでいくと、わずかだが棚田など時代を伝統を感じさせる景色が見られる。

居尻へ降る途中には、開けた場所や森のあずまやのある所、木漏れ日の射す渓流など見所が多い。

 

まず車ではわかりにくい。

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笠懸山